鍼灸院で耳にする経絡や経穴という名称についてご説明いたします。
経路には、人が生きていくために必要な機能が備わっている、五臓六腑に繋がる十二の経路『正経十二経』と、身体の中心を通っている『任脈』と『督脈』と呼ばれる経路があります。これらの経絡を総称して、『正経十四経』といいます。
身体には、持っている機能を維持するために身体中に気(エネルギー)が流れていると、東洋医学では考えられていて、そのエネルギーが通っている道が経絡です。また、このように気の循環を担っている経絡の他にも、それらを調節しサポートする役割を持つ『奇経八脈』という八つの経絡も存在しています。
一般的にツボと呼ばれている経穴ですが、東洋医学では経穴に触れたり刺激を与えたりすることで、身体の異常を発見または和らげることを行っています。
昔から親しまれているツボは、現在ではWHO(世界保健機構)も人間の身体には361種類の経穴があると定義していて、その存在と力を認めています。
身体の361カ所もの場所にあるので、その配置に法則がないように感じられる経穴ですが、実は全ての経穴は経絡の流れの上に存在しています。
経絡と経穴の関係を簡単に例えるなら、駅と路線といえるでしょう。もちろん駅が経穴で路線が経絡です。つまり、気は経路(路線)を通って流れていますが、どこかに異常が起こると経穴(駅)に影響を及ぼします。
このような経絡と経穴の関係性を利用した身体の改善方法は、世界で最も古いといわれている中国の医学書『傷寒雑病論』に登場した経緯があるほど、長い歴史を持っているのです。
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2017.11.16